GA4のイベント設計、最初に決めるべき3つのこと
GA4導入直後によくある「とりあえず推奨イベント全部入れる」をやめ、事業KPIから逆算したイベント設計の最初のステップを整理します。
title: "GA4のイベント設計、最初に決めるべき3つのこと" description: "GA4導入直後によくある「とりあえず推奨イベント全部入れる」をやめ、事業KPIから逆算したイベント設計の最初のステップを整理します。" date: "2026-05-04" tags: ["GA4", "計測設計"]
なぜ「推奨イベント全部入れ」は危険なのか
GA4の導入直後、Googleタグマネージャー上でとりあえず purchase、add_to_cart、scroll、click ……といった推奨イベントを片っ端から有効化する。よく見る光景です。
しかし、後段のレポーティングやBigQueryへの連携を見据えると、「何のために」「どの粒度で」イベントを取るのかをデータ設計の段階で決めておかないと、後からデータの再構築が必要になります。
最初に決めておくべき3つのこと
1. 「コンバージョンの定義」を媒体ではなくサービス側で持つ
媒体ごとに「コンバージョン」と呼んでいるものがズレていると、計測値が分裂します。
- 媒体: 「成果」=「フォーム到達」
- 自社: 「成果」=「商談化したリード」
私たちは原則として、「自社が事業上の成功と呼ぶイベント」をGA4のキーイベント (Conversion) として明確に1つ置くことから始めます。媒体側のコンバージョンはあくまで媒体最適化用と整理します。
2. イベントパラメータの命名規約を決める
item_id か product_id か。signup_method か method か。プロジェクトをまたいで揺れる命名は、後段の分析・可視化で必ずコストになります。
最低限以下を決めておきます。
- パラメータ名はスネークケース・英小文字
- 業界標準 (eコマース推奨パラメータ等) があるものは原則それに合わせる
- 自社固有値は
kng_のようなプレフィックスを置く
3. PII(個人情報)を絶対にイベントに含めないルール
メールアドレスや電話番号がイベントパラメータに紛れ込むと、GA4側でデータ削除依頼が必要になり、運用が止まります。実装時に**「PIIをイベントに送らない」をGTM側のチェックでも担保**します。
まとめ
「とりあえず取って、後で考えよう」は、データ設計においては最も高コストな選択肢です。
KNG Analytics では、GA4のイベント設計をプロジェクト初期に必ず行う「設計フェーズ」に組み込んでいます。 すでにGA4を使っているがイベント設計に不安がある、というご相談もお気軽にどうぞ。